日本語表現について色々調べていて、俵万智が気になった。取っ付きやすそうなタイトルを探してとりあえず購入。
実際に短歌を作りたいと考えたわけでは無いが、読んでみると飽きずにすんなりと読むことができる。メールのやり取りをベースにした内容になっていて日常的に馴染んでいる文体だったのも幸いしていたかもしれない。ほぼ往復書簡なのに十分に書籍として成り立っている。
読んでいると俵万智の教え方が非常に上手いことに気づく。優しく芯のある教え方というか、教わった人は上達しそう。生徒である一青窈に歌心があり作っていた短歌が面白い視点のものが多く、教え甲斐があったかもしれない。