三国志(1〜8)

中学時代、横山光輝の三国志を同級生が読んでいるのを見せてもらった際、メチャクチャ面白かったが、60巻も買えないし、漫画が基本禁止だったので、どうしたらいいかなと、色々悩みながら書店を見回っていた時に、とりあえずこれで読んでみようと思って買った本。

しっかり覚えていないが、おそらく初めて自分のお小遣いで買った本。吉川英治がどのような人物であるか等も全く知らずにこの本を読んでから大作家である事を知る等、眼中には三国志をとりあえず知りたいと思って買っていた。

ただ、面白さにすぐさまハマり勉強そっちのけで読みふけっていた。

これ以降、歴史小説にどっぷりハマり、吉川英治は三国志以外読まなかったが、司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を読み、陳舜臣の小説十八史略を読み、その他司馬遼太郎の日本の戦国時代のものはほぼ全て読み尽くすほどになった契機となった本。

その後、三国志関係の本は幾つか読んだ中で比較すると、面白さという点では横山光輝の漫画か、蒼天航路(漫画)が双璧かと思うが、古典的な扱いでこの本も読む価値はある。

きちんと小説等を読むようになった契機になった本。

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