Xperia Z Ultraの後継機としての評価:UMIDIGI F1 Play

愛用してきたXperia Z Ultraの電池の消耗が激しく、ずっと前から代替機を探していた。スペックだけを見ると、UMIDIGIが出す機種はどれもコストパフォーマンスが良さそうで、食指が動く。激減していた電池残量を見た後、amazonでUMIDIGI F1 Playを見たら翌日配送可の在庫がのこり1個…….

衝動的に購入してしまった。

スペックについてのレビューは世に溢れているので、Z Ultraとの使用感のギャップという点だけでレビューする。YouTubeやレビューブログを見るとスマホとしての機能の高さを謳っているものが圧倒的に多い。実際スペック表だけからでも相当なコストパフォーマンスを想像させる。ただ個人的にはメイン端末としての利用はあまり想定していない。Z Ultraが満たしてくれていた常に持ち歩くのに便利なサイズ感で画面の大きいセカンド端末としての利用を想定している。

結論から言うと、Z Ultraの使用感は味わえない。最近よく見かける6インチ越えの端末の長細くして大きくしている画面の為、画面の大きさの印象はまだまだZ Ultraに軍配が上がる。F1 Playはセカンド端末として大きめの画面で色々楽しみたいと考えている者としてはサイズが中途半端。電子書籍でマンガを読むと顕著だが、マンガのサイズ感がF1 Playでは完全にスマホサイズ。横幅が足りない。今主流のベゼルレスで縦長の場合、Z Ultraの使用感を味わうためには、おそらく7インチオーバーが必要かもしれない。縦長では画面サイズのスペック上の嵩は稼げても、Z Ultraの使用感には至らない。

漫画コンテンツの比較
テキストコンテンツの比較

端末の性能は申し分なくスマホとして利用するには、良い端末であるのは間違いない。端末の処理速度などについてはちょっと触っただけでもZ Ultraの完敗、この性能で2万円前半で購入できるのは驚き。でもそこは求めていない。F1 Playの顔認証、指紋認証も応答速度は完璧で、使い始めると手放せないが、主体的に使うことのない端末では重要度は高くない。そこまで使い込んではいないが、ほどよく手に馴染むサイズは使い勝手が良さそうではある。縦に長いのでWebの閲覧には最適なサイズ、一覧性が高い。でもメイン端末として利用しなければ縦長でサイズを大きくするよりも手に馴染まなくてももう少し横幅のある端末が嬉しい。

iPad miniより小さくて普通のスマホよりもしっかり大きいサイズは使い始めると、癖になると思うがラインナップとして中々出てこない。7インチ超えを探すとファーウェイやシャオミでチラチラあるが、今回のF1 Playの印象を考えるとスペックだけで買うのはちょっと躊躇する。2万円前半だったので、深く踏み込んで購入しても少しの後悔で済んだ。スマホ端末自体にお金を掛けることにあまり意味がないと考え始めていることもある。次回買うとしたら、もう少し慎重に購入を検討したい。少なくとも横幅がどのくらい大きいかは注目したい。そこが変わらないと個人的に満足できることはないだろう。

ただ、くどいがこれだけは言っておきたい。このスペックで2万円代前半は確かに凄いことだと思う。その点でのUMIDIGIのチャレンジは素晴らしい。そもそもZ Ultraのことを考えて作ったわけではないだろうし、個人的に間尺が合わないというだけであり、購入動機次第では、というより大多数の場合、素晴らしい端末だと思う。このスペックでらくらくホン作ったら、売れるんじゃないだろうか。

UMIDIGI F1 Play 商品ページ

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