1−１のドロー。前節に続きマテウスのゴールで先制するもレアンドロ・ダミアンのゴールで追いつかれた。後半はかなり押し込めていただけに悔しいドロー。
先発メンバーは前節と変わらず、マテウスが先発。ベンチメンバーは川崎相手ということで打ち合い想定の超攻撃的なベンチメンバー。川崎はベストメンバーが中々揃わない中でも結果を残していて、層の厚さを感じさせる。
前半からお互い譲らず、ボールポゼッションを高めようと互いに先読みして、テクニカルというより頭脳戦の印象。どちらかというと川崎が半歩先に行っていて名古屋がパスミスを犯す場面が多く見られたが、名古屋も受け身ならず押し返していた。マテウス、シャビエルのボールキープのところはターゲットになっていたのか、この二人が攻撃に入ろうとするところで引っ掛かって、ボールロストすることが多かった。特にマテウスは空回り気味。ただほぼ互角の展開の中、ジョーの綺麗なポストプレイによる落としにドンピシャでマテウスがシュートし、先制。あれだけ空回りしていた選手がゴールを決めてしまうのは不思議だが、見ていて気持ち良いゴールだった。
後半も互角の展開は変わらず、見ていて面白い試合、今年一番の好ゲーム。レアンドロ・ダミアンに同点弾を許してしまうが、和泉、前田投入の辺りからどちらかと言えば名古屋が優勢に試合を進めていた。特に最終盤のところ立て続けのチャンスはものしたかった。前田がゴールライン際を抜け出し、ゴールに迫ったシーンはジョーの足元に出せば、決定的なところだった。
川崎相手に互角の展開が出来たのは、強くなっている証左。去年より間違いなくレベルアップしている。選手層も前線はかなり活性化してきているし、それほど怪我人が出ていないので、チーム状況はかなり良好。欲を言えば、川崎には勝ちたかったところだが、連覇しているチームの底力は侮れなかった。
東京が中々取りこぼしてくれない中、引き分けは痛いところだが、対戦相手に恵まれなかったところもある。次節は松本戦。噛み合わせとしては苦手とするタイプではあるが、今の好調さが維持できれば難しい相手では無いはず。しっかりと勝ちきって欲しい。