名古屋 – 松本

0-1である意味完敗と言ってよい敗戦。完全に相手の術中に嵌っている状態で何もできず、蟻の一穴で前田大然に突破を許しての失点。やられたのはここだけだっただけに攻撃陣の不調和が残念。松本はファウル覚悟で徹底的に削りにきていて、リズムを作れない。後半名古屋の前田がガンガン仕掛けて勝っていたようにもう少し勇気を持つべきだったかもしれない。東京にお付き合いしてしまってもったいない敗戦。

先行入場の為、12時少し前に豊田スタジアム到着。しかしイベントでユニフォーム配ったりする為なのかすでに結構な人出。先行入場も結構並んでいる。しかも日差しが強烈で暑い。入場まで10分ほど並んだが、結構応えた。先行入場で待つ場所はスタジアム内のロビーにして貰えないだろうかとちょっと思う。スタジアムのように全方位から入場する構造の建物なら、どの時間帯でもスタジアムのすぐ外側で日陰できるように作れないものだろうか。

先行入場時

ミッドウィークにほぼベストメンバーで戦い、ジョーを怪我で欠く中、どんなスターティングイレブンになるか楽しみ。ジョーの欠場は暑くなってきて調子が上がりそうな気がしていただけに残念。ただ選手間の競争が激しいので、誰が出てくるか考える楽しみがあるのは怪我の功名かもしれない。

シャビエルは先発として、マテウス、赤崎、和泉、前田、長谷川から4名。相馬は飛び道具としてベンチに置いておきたい。前節の出場時間を考えると、マテウスは先発。前田は前所属でモチベーション高そう。高さがある程度欲しいので、赤崎か長谷川のどちらかの起用か。実績からすると長谷川な気がするが、ルヴァンカップでの長谷川の使い方を見ると、ターンオーバーを意識していた気がする。マテウス、前田、和泉、赤崎か。赤崎も出場時間長かったので、杉森、その他の出場機会の少ない若手も面白いと予想したが、当たらなかった。

長谷川、赤崎の2topで和泉、シャビエル。連戦は関係なかった様子。蓋を開けてみるとそれほどサプライズは無し。マテウスのベンチがちょっと意外か。ゴールしたシュートは2試合とも凄かったが、連動性はまだ足りないのかもしれない。

練習開始
松本サイド

試合開始から名古屋がボールを握る展開だが、最後のところで前向きにパスが出せない展開がずっと続く。よくある尻上がりの展開でシュートが全然打てないまま時間が過ぎていく。その中で、ミスから前田大然に突破を許し、バタバタする中で先制されてしまう。その後も展開は変わらず、焦りというほどではないが、ファウル気味のラフなプレイを受けてしまい、イラついている選手が散見された。前線もいつもの連動性に欠ける展開。パスの意思疎通ができていないシーンが目立ち、誰もいないところにボールがよく流れる。結局、0-1で前半終了。先制され、相手が守りを固めてきて上手くパスが回らないのでイラつき、ミスが増える悪循環。シュート0。それからちょっと気になるのが、ランゲラック。調子が悪そう、キックミスが目立つ。

後半開始から前田を投入。前田は切れ味鋭く右サイドを完全に制圧していたが、最後の精度を欠く。松本のように守ってくるチームには前田のようなドリブラーでチャレンジすることが必要だろう。前半より圧倒的にボールを握るが、最後のところで決めきれない。その後も榎本、マテウスと投入するが、大きな流れを変えることができず、そのまま試合終了で0−1で敗戦。

ジョーの不在というよりも東京との差をチーム全体が意識し過ぎて、空転してしまっていた感じ。前日に東京が負けて詰められるチャンスという気負いが空回りを生んでしまったかもしれない。特に長谷川、赤崎は動きが悪いというか、連動性が無かった。おぉっと思わせるところが少なく、後半に登場した前田の突破くらいで、川崎戦とは打って変わって退屈な試合展開だった。

東京に追いつく好機を逃したのは悔しい。まだ半分も終わっていないので、まだまだチャンスは来るはずだが、チャンスが来た時に今回のような空転をしてしまうと厳しい。それから相手が守ってくる展開はこれからも十分にあり得る。その時、前田が仕掛けたようなドリブルをもっと見たい。そういう意味では、最後にマテウスではなく、相馬を投入して欲しかった。

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