民族問題 佐藤優の集中講義

講義をテキストにおこしたもの。民族問題を学問的な視点から考察する。

「民族という定義は、比較的新しい概念」という考え方は、思い返せば比較的よく聞いた考え方。日本人という概念は明治維新以降に形成されたもの。ただその部分を前提に全く出来ていなかった。政治的に利用されるし、政治的に再定義されやすいものであることを前提に考えたい。このところの過度の日本礼賛の風潮も冷静に見る必要があると思わされる。

ただ、この著者は沖縄にアイデンティティがあるという話はよくするが、どうもここに個人的に説得力を感じられない。話の方便で利用しているだけなのかもしれないが、どうも自分の生い立ちに客観的に見過ぎて、そう思うように自分自身を仕向けているように感じられてならない。何にアイデンティティを持っているかは個人の自由だし生き方だが、少し嘘くさい。外交官や神学にアイデンティティを持っているのは感じる。

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