ポルトガル – スペイン

スペインが圧倒的なボール支配率でゲームをコントロールするも、クリスティアーノ・ロナウド一人にやられてしまってドロー。

開始早々PKでスペインのW杯での勝負弱さがまたも露呈したかと思ったが、そこからきちんと盛り返し、ゲームを完全にコントロール。ジエゴ・コスタも力強さを存分に発揮して2得点し、同点に追いつき、ナチョのビューティフルゴールで逆転までは完璧な展開だった。しかし、最後にCR7の、これまた素晴らしいフリーキックで同点にされてしまい、試合終了。

イスコはピッチ全体を動き回り、パス回しの中心として機能していた。イニエスタは序盤は煌めきを見せる場面もあったが、少し低調な動きだった。ジエゴ・コスタはさすが、あの力強さはスペイン代表っぽくないが、存在感は抜群だった。デ・ヘアは2点目のゴールは止めて欲しかったが、他の2点はノーチャンス、クリスティアーノ・ロナウドを褒めるしかない。

チームとして力はスペインの方が総合力に勝る。ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウド依存、ただこの試合を見ただけでもスペイン相手にハットトリックと、やはりスペシャルな存在ではあることは存分に見せつけたので、致し方ないか。

スペインのサッカーを見ていると、Jリーグのチームが真似しようとしたがるのは分からないでもない。見てて面白いし、身体的特長に依存していないので、モデルケースとして採用したくなる。

しかし、リーガエスパニョーラという屈指のリーグで、テクニックだけではなくフィジカルもスペシャルな選手たちが集まる環境で揉まれ、育まれた選手だからこそサイズに依存せずに戦い抜ける能力を獲得したはず。少なくともJリーグ全体が同じことをするチームばかりになっては追いつけない。偏らずフィジカル重視のチームや選手も一定数以上いること、多様性を維持できるリーグにすることが重要に思う。

 

 

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