2-3で敗戦。3点目を取られた時点で厳しい展開だった。ゴールを割られる時、相手のシュートが素晴らしいものを打たれているのは確かだが、寄せが甘いところがあるのかもしれない。米本、長谷川の投入で雰囲気は少し変わったが、長谷川のゴール前でのフリーの場面でキーパー正面に打ってしまったシーン等、後半の決定機は決めておきたかった。どのくらい勝っていないだろうか。川崎に勝って以来勝ち星が無い。
試合前に予想を考えて情報を漁っていると、米本の復帰は間違いなさそうだった。中日スポーツや公式Webの監督会見などを見ると出場は十分にあり得る。米本を出場させるとなると、エドゥアルドネットかシミッチのどちらかと組ませるかという話になる。攻撃へのアクセントという意味ではエドゥアルドネットとの組合せになりそうだが、体調面を考えると、シミッチ、米本のコンビだろうか。
その他はTOPの位置に誰が入るかが興味深い。このところの動きを見ると長谷川が良さそう。逆に前田は少し切れ味を欠いている。それから吉田も復帰の様子。ランゲラックは代表戦でベンチに入っていた様子だが、出場はあるか。最終的な予想は、武田、丸山、中谷、宮原、吉田、米本、シミッチ、和泉、シャビエル、ジョー、長谷川。前半から米本と長谷川でボールを追って、後半途中からフレッシュな前田投入が予想プランだったが、当たらなかった。米本はベンチスタートでランゲラックも先発。前田が外れるところは当ったが、代わりは赤崎だった。
前半早々から清水を押し込み、名古屋ペースで始まった。良い調子で安心して見てられると思っていたところでのクロスのリフレクションに宮原が突っ込んで先制。幸先の良いスタートだった。ただ気分良く見ていられたのはここまで。いつもの通り相手にそれほど多く与えてなかった決定機を西沢に綺麗に決められ同点に追いつかれる。その後、押込み気味ではあるが、決定機というほどのチャンスは作れていないまま1-1で前半終了。
赤崎はボールを追ってよく走っている。積極的にボールを追う人がいるとリズムが出る。その他も失点シーンは宮原の間合いが少し甘かったが、全般的に大きく問題になるプレイは無かったが、蟻の一穴というかワンプレイで失点してしまうところは相変わらず。何か一つパズルのピースというかリングというかが、欠けているように思う。
後半開始後、間も無くエウシーニョのシュートが河井に当たって失点。立て続けに西沢にも決められ、1−3。ここから選手を立て続けに変えて、米本、前田、長谷川を投入。失点で目覚めたのか流れが傾いてはきた。米本のシュートを長谷川が上手くフリックして2点目。その後も押し込むことまではできたが、得点を奪えず、そのままゲームセット。
ずっと試合を欠かさずに見過ぎていて基準が下がってしまっているのかもしれないが、個々のプレイにそこまで酷いプレイはなかったように思う。ミスが無かったとは言わないが、ボールを保持できていたし、惜しいシーンも作っている。枝葉のことを言えば、シュートの精度の問題だろう。米本の不在も痛かった。ただそういうところよりも、もっと根源的なところのラストワンマイルというか、ミッシンングピースがあるように感じる。ものすごく判官贔屓に見ているところは自覚しているが、何かのダイアルをほんのすこし微調整したらバチっと気持ちい音を立てて噛み合う気がしている。
根拠なんてない、希望的観測というより空想、願望だ。重々自覚しているが、そろそろ勝っているところを見たい、ほんとに…